2026.09.25
外構の塀にはどんな種類がある?鉄筋や確認申請について解説
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外構を計画するとき、「道路からの視線を遮りたい」「お庭のプライバシーを確保したい」「建物に合った塀をつくりたい」など、塀を検討される方も多いのではないでしょうか。
一言で「塀」といっても、ブロック塀や化粧ブロック、タイル貼り、塗装仕上げなど、さまざまな種類があります。
また、塀はデザインだけでなく、高さや厚み、鉄筋、基礎などの構造面についても基準が定められています。
今回は、外構で使われる塀の種類と、意外と知られていない鉄筋の入れ方や確認申請についてご紹介します。
外構で使われる塀の種類
■ コンクリートブロック塀
外構でよく使用されるのが、コンクリートブロックを積み上げてつくる塀です。
シンプルなコンクリートブロックだけでなく、表面に模様や色がついた「化粧ブロック」もあり、住宅の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、ブロックを下地として、その上にタイルや塗装などを施すこともできます。
■ 化粧ブロック塀
化粧ブロックは、一般的なコンクリートブロックに比べてデザイン性が高く、外構のアクセントにもなります。
門まわりやアプローチなど、ほかの外構材と色や質感を合わせることで、統一感のある外構に仕上げることができます。
■ タイル・塗装仕上げの塀
ブロックなどで壁をつくり、表面をタイルや塗装で仕上げる方法もあります。
タイルなら高級感を出しやすく、塗装ならシンプルでスタイリッシュな印象に。
さらに、塀の一部に天然石や木調素材、スリットなどを取り入れることで、圧迫感を軽減しながらデザイン性を高めることもできます。
塀は「見た目」だけで決められない?

塀を計画するときには、デザインだけでなく安全性についても考える必要があります。
特にブロック塀は、地震などによる倒壊を防ぐため、建築基準法施行令で高さや厚さ、鉄筋、控壁、基礎などについて基準が定められています。
例えば補強コンクリートブロック造の塀では、
- 高さは2.2m以下
- 厚さは原則15cm以上、高さ2m以下の場合は10cm以上
- 鉄筋は径9mm以上
- 縦・横の鉄筋は80cm以下の間隔
- 高さ1.2mを超える場合は控壁が必要
- 基礎の丈は35cm以上
- 根入れ深さは30cm以上
などの基準があります。
※構造計算によって安全性が確認された場合などは、これらの規定の適用が異なる場合があります。
実は重要な「鉄筋」
ブロック塀というと、「ブロックを積んでいるだけ」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、ブロック塀の内部には鉄筋が配置されています。
鉄筋は、ブロック塀の強度や一体性を確保するために重要な役割を持っています。
建築基準法施行令では、補強コンクリートブロック造の塀について、壁の端部や隅角部、壁の内部などに一定の鉄筋を配置することが定められています。
鉄筋の径は9mm以上、壁内の縦筋・横筋は80cm以下の間隔で配置することが基準となっています。
さらに、鉄筋はただブロックの中に入れておけばよいわけではありません。
縦筋は壁頂部や基礎の横筋に、横筋は縦筋に適切に定着させる必要があります。
つまり、外から見ただけでは分からない「ブロックの内部がどのようになっているか」が、塀の安全性にとって非常に重要なのです。
高さ1.2mを超えると「控壁」も重要
ブロック塀では、鉄筋だけでなく「控壁」も重要です。
高さ1.2mを超える補強コンクリートブロック造の塀では、原則として3.4m以下の間隔で控壁を設けることが基準となっています。
控壁とは、塀の背面側に設ける壁のことで、塀が横方向に倒れるのを防ぐ役割があります。
そのため、高いブロック塀を計画する場合には、「高さだけを考える」のではなく、鉄筋・基礎・控壁まで含めて計画することが大切です。
「確認申請」は必要?
塀を計画するときに気になるのが、「塀にも確認申請が必要なの?」という点です。
確認申請とは、工事に着手する前に、その計画が建築基準関係規定に適合しているかについて、建築主事等の確認を受ける手続きです。
ただし、すべての塀に一律で確認申請が必要というわけではありません。
防火・準防火地域内にある場合、建物と一体(付属)な場合、高さが2.2mを超える場合などは確認申請が必要となります。
塀の構造や規模、設置場所、建築物との関係などによって、確認申請の要否が変わるため、計画する塀について個別に確認する必要があります。
また、確認申請が不要な塀であっても、建築基準法などの基準を守らなくてよいという意味ではありません。また、自治体の条例や景観計画によって独自の制限があるため、事前に所管の特定行政庁や施工業者へご確認ください。
塀は、外構のデザインをつくるだけでなく、プライバシーや防犯、安全性にも関わる大切な部分です。
素材やデザインを選ぶ際には、鉄筋や基礎などの構造、建築基準法、確認申請の必要性についても確認しておくことが大切です。
見た目と安全性の両方にこだわり、住まいに合った塀を計画していきましょう。
そして香川県でお住まいの外構計画にお悩みの方へ、毎日の暮らしが少し豊かになるご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください⭐️